こんにちは。
OTの赤﨑です。
訪問時、いつもご家族からいろいろなお話をお聞きできて、本当に嬉しく思っています。
ご家族からのお話は、教科書からでは得られない情報なので、すごくタメになります。
今回も訪問先のお母さんからお聞きした「貴重なお話」からです。
子供さん(とは言っても、私と年齢が近い方です、以下Bさん)は、身体的にも知的にも重度な障害をお持ちの方です。
その方が小学生の頃、知的障害の子どもさんばかりの養護学校で、肢体不自由(身体障害)の子どもさんも受け入れるとのお話があり、お母さんが応募したところ、見事受け入れてもらえました。その当時、すでにその養護学校には中等度の身体障害を持つ子どもさん2人おられましたが、その2人以外は、運動面にあまり問題のない知的障害の子どもさんばかりだったようです。
ある日、お母さん同士でお話ししていると、知的障害の子どもさんを持つお母さんか「Bちゃんは、走り回らないからいいね?」とおっしゃられたようです。
Bさんのお母さんは、ビックリして返す言葉もなく心の中で「そっちは、食事介助もしなくていいし、抱っこでお風呂に入れなくてもいいやろうにな…」と思われたようです。
その知的障害を持つ子どもさんのお母さんも、おそらく悪気があっておっしゃられたわけではないと思いますが、私自身も正直返すいい言葉が見つからず、苦笑いするしかできませんでした。
どちらの障害の方の子育てが楽だとか大変だとか優劣をつけることはできませんが、その知的障害を持つ子どもさんのお母さんがなぜその言葉を口に出してしまったのか、いろいろと考えさせられる毎日です。
インスタグラムはこちらまで
フェイスブックはこちらまで