こんにちは。言語聴覚士の吉田です。
訪問に伺う際、絵本を持っていくことが多いです。
カードが苦手なお子さんは、絵本を読みながら、指差しを促したり、恥ずかしがりやのお子さんも好きな絵本を読み始めると、大きな声で本の中の好きな部分を読んでくれたりと、絵本はこどものことばを育む楽しいおもちゃだなぁと感じることが多いです。
ストーリーが分かりやすく、繰り返しの部分があって、こどもが次の展開を予測しやすいものや、独特の言い回しやリズムがある本はよくお話を聞いてくれます。
擬音語、擬声語がよく使われている本はことばがまだ出ていないお子さんによく使います。
ぱ行、ま行、ば行など唇を使う発音しやすい音が多く含まれる本を選ぶことが多いです。
字のない本を使うこともあります。
ストーリーを一緒に考えたり、登場人物の台詞をイメージしたりいろいろな楽しみ方があります。
絵本を教材という視点でお話ししましたが、やっぱりお子さんが一番好きなのは、大好きなお母さんやお父さんの声と、絵本と一緒に過ごすその時間なのだと思います。
できればテレビや音楽を消して、お母さん、お父さんの声に耳をすましてゆっくりと好きな本を聞く時間を作ってあげたいですね。
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