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手作りシリーズ(手の装具編)

作業療法士になって20年、これまでにたくさんの子どもさんを担当させていただいてきました。
 またリハビリを通して、いろいろな事にも悩んできました。

その1つが手の変形に対してです。
筋肉の緊張状態により、腕全体を曲げて引き込んだ状態になってしまう子どもさんがいます。 
小さい頃は、まだ筋肉に柔軟性があるため曲げた腕や手を伸ばすことは可能ですが、引き込んだ状態が長くなったり、身体の成長で骨が伸びて、その伸びに筋肉の柔軟性がついていかないと関節の曲げ伸ばしが難しくなってきます(関節拘縮)」 そうならないように、手首をまっすぐに保つ装具を考えたり、作ったりしてきました。
主治医の許可が得られれば、義肢装具屋さんで作ることも可能です。
代替品としてローラーブレードなどの手のサポーターを利用したこともありました。
  前置きが長くなりましたが、今回はそんな手の装具を訪問先のお母さんが手作りされていました。
親指を出す部分、手首が曲がらないように硬めのプレートを入れて補強するなど、うまく作っておられました。
スゴいっ! お母さん方の工夫や器用さには、いつも脱帽です。
リハビリテーション部主任 赤﨑


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